発覚後の話し合いと誓約書 / 文例

浮気後の夫婦の話し合いシート:議題・決めたこと・次回を書く型

この記事のもくじ
  1. 夫婦の話し合いシートの型:5つの欄
  2. 記入例1:浮気の事実を確かめる回
  3. 記入例2:再発防止のルールを決める回
  4. 書くときの決まりごと:言い分は本人の言葉で、決めたことは行動の形で
  5. シートの保管と、次の話し合い・書面への生かし方

浮気の後の夫婦の話し合いは、議題・お互いの言い分・決めたこと・保留にしたこと・次回の予定の5つを1枚に書く「話し合いシート」で残すと、同じ話の繰り返しや「言った・言わない」の食い違いを減らせます。この記事では、そのまま写して使えるシートの型と、浮気の事実を確かめる回・再発防止のルールを決める回の記入例、書くときの決まりと保管の方法を示します。

夫婦の話し合いシートの型:5つの欄

シートは、話し合いの最後の5分で書くのが基本です。話しながら書くと、書く側が議事録係になって発言が偏るからです。下の型を、ノートやスマホのメモにそのまま写して使ってください。

型:夫婦の話し合いシート(1回分)
欄 書くこと 書き方のこつ
①日付・場所・時間 何月何日、どこで、何時から何時まで 終わりの時刻も書くと、長引いた回が分かる
②議題 今日話すと決めたこと(1つ、多くても2つ) 「〜について」と名詞の形で短く
③それぞれの言い分 夫の言い分・妻の言い分を各2〜3行 本人が言った言葉に近い形で、本人に確かめてから書く
④決めたこと 2人が合意したこと 「〜する」「〜しない」と行動の形で。期限があれば日付も
⑤保留と次回 決まらなかったこと、誰がいつまでに何を考えてくるか、次の日時と議題 保留の理由も一言添える
確認欄 2人が読み合わせた日付 署名にするか「確認済み」の記入にするかは2人で決める

欄を増やしすぎると書くのが負担になり、続きません。最初はこの5つで始め、必要になったら「気持ちの点数(話し合いの後の落ち着き具合)」のような欄を足す程度にします。話し合いそのものを言い合いにしないためのルールは、夫婦の話し合いのコツ:浮気の後でも言い合いにならない5つのルールにまとめています。

記入例1:浮気の事実を確かめる回

発覚して最初の話し合いは、事実の確認だけを議題にすると進めやすくなります。気持ちや今後の話まで一度に広げると、どれも決まらずに終わりがちです。

①日付:○月○日(土)14時〜15時 場所:自宅のリビング(子どもは祖母宅) ②議題:相手との関係の事実(いつから・どこまで・今どうなっているか) ③夫の言い分:「職場の同僚と半年前から2人で会っていた。先月で会うのはやめた。連絡先はまだ残っている」 ③妻の言い分:「先月でやめたと言うが、先週も通知が来ていた。いつ会ったかを日付で知りたい」 ④決めたこと:夫は会った日付を思い出せる範囲で書き出し、次回までに妻に渡す。夫は相手の連絡先を妻の前で消す(○月○日の夜に実施) ⑤保留:相手との職場での関わり方(夫が部署の状況を整理してから話す) ⑤次回:○月○日(土)14時 議題「妻の気持ちを聞く回」 確認:○月○日 2人で読み合わせ済み

この回で大事なのは、③の言い分を相手を責める言葉に書き換えないことです。「嘘をついていた」ではなく、本人の説明をそのまま書き、それに対する自分の疑問を自分の欄に書きます。事実をどう聞き出すかの準備は、浮気の問い詰め方:認めさせるより先に決めておく目的と話す順番を参考にしてください。

記入例2:再発防止のルールを決める回

やり直す方向で話し合いを続ける場合、何回目かにこれからの約束を議題にする回が来ます。ここでは約束の中身より、「どう確かめるか」まで書くのがポイントです。

①日付:○月○日(日)10時〜11時 場所:駅前のカフェ ②議題:帰りが遅くなる日の連絡と、休日の過ごし方 ③妻の言い分:「遅くなる日に、誰とどこにいるか分からないのがいちばんつらい。決めた時刻を過ぎたら連絡がほしい」 ③夫の言い分:「仕事の飲み会は断れない日もある。行く日は前日までに伝えるので、店の名前までは毎回言わなくてよいことにしてほしい」 ④決めたこと:①夫は夜9時を過ぎる日は前日までに予定を伝える。②当日9時を過ぎたら、夫からメッセージを1通送る。③休日は月に2回、2人か家族で過ごす日を前の週に決める ⑤保留:スマホを見せる・見せないのルール(妻が「見たい気持ち」と「見ると苦しくなる気持ち」を整理してから話す) ⑤次回:○月○日(日)10時 議題「スマホのルール」 確認:○月○日 2人で読み合わせ済み

決めたことを守れたかどうかは、次の回の冒頭で振り返ります。守れなかった約束は、責める材料にする前に「約束の決め方に無理がなかったか」を一緒に見直すと、ルールが現実に合ったものになっていきます。ルールの例は浮気の再発防止に夫婦で決めること:連絡・お金・スマホのルールの例でも扱っています。

書くときの決まりごと:言い分は本人の言葉で、決めたことは行動の形で

シートが争いの種にならないよう、書くときは次の決まりを守ります。

  1. 言い分は本人が言った言葉に近い形で書き、本人に確かめる:要約するときも「こういう意味で合っている?」と聞いてから書きます。
  2. 評価や推測を書かない:「反省していない様子」「明らかに嘘」などは書きません。事実と本人の言葉だけを残します。
  3. 決めたことは「〜する」「〜しない」の形で書く:「気をつける」「なるべく」では守れたかどうか判断できません。
  4. 期限と担当を書く:「誰が」「いつまでに」を入れます。
  5. 保留は理由を添えて残す:決まらなかったことを消さずに書くと、次回の議題がはっきりします。
  6. 浮気相手の個人情報を細かく書かない:名前や勤務先を何度も書く必要はありません。シートが誰かの目に触れたときの影響も考えます。

シートの保管と、次の話し合い・書面への生かし方

書いたシートは、日付順に1か所にまとめて保管します。ノートなら1冊にまとめ、スマホなら共有のフォルダに日付をファイル名に入れて保存します。子どもや親族の目に触れない場所に置くことも忘れないでください。

シートは、次の3つの場面で役に立ちます。

シートはあくまで2人の話し合いを前に進めるための道具です。相手を追い詰めるための記録として使い始めると、相手は話し合いの席につかなくなります。2人で書き続けるのが難しくなったときは、夫婦で話し合いができないときで第三者を入れる方法を確かめてください。

よくある質問

Q. 相手がシートに署名するのを嫌がります。署名がないと意味がありませんか?

署名がなくても、2人で読み合わせて「この内容で合っている」と確かめた記録には、次の話し合いで同じ議論を繰り返さない効果があります。署名を求めると「証拠を取られる」と身構える人もいるので、まずは確認欄に日付と「確認済み」と書くだけにし、約束を書面にしたいときは誓約書など別の書面で考えてください。

Q. 手書きのノートとスマホのメモ、どちらに残すのがよいですか?

どちらでもかまいませんが、2人が同じものを見られることが大切です。スマホなら共有できるメモやファイルに書き、終わった後に画面を2人で確認します。手書きなら、写真を撮って日付の分かる形で保存しておくと、ノートをなくしたときにも困りません。

Q. 話し合いのたびにシートを書くのは負担です。省いてもよい回はありますか?

雑談に近い回や、気持ちを聞くだけの回は「議題」と「次回」だけでもかまいません。省かないほうがよいのは、お金・子ども・連絡のルールなど、後で守ったかどうかが問題になる約束を決めた回です。その回だけは、決めたことを行動の形で書いておきましょう。

出典・参考にした公的な情報

    出典の確認日:。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

    この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

    夫婦の話し合いのコツ:浮気の後でも言い合いにならない5つのルール

    離婚の話し合いの進め方:浮気が原因のときに抜けやすい項目と順番

    浮気・不倫の誓約書の書き方:入れる項目・文例・作るときの注意

    浮気の再発防止に夫婦で決めること:連絡・お金・スマホのルールの例