再構築と夫婦カウンセリング / Q&A

浮気後の再構築にかかる期間は何年?時期ごとの壁と目安の立て方

この記事のもくじ
  1. 再構築の期間に決まりはある?何年かかる?
  2. 時期ごとに起きやすいことと、できること
  3. 目安の立て方:見直しの日を先に決める手順
  4. 再構築の期間と、時効や期限の関係は?

浮気後の再構築にかかる期間に、決まった長さはありません。数か月で落ち着く夫婦もいれば、何年もかけて関係を作り直す夫婦もいて、長さは浮気の期間や発覚のしかた、した側の向き合い方、子どもや仕事の事情で変わります。期間を当てにして待つより、時期ごとにぶつかりやすいことを知り、「見直しの日」を先に決めて目安を立てるほうが、先の見えない疲れを減らせます。この記事では、その目安の立て方を問いに答える形で示します。

再構築の期間に決まりはある?何年かかる?

「再構築には○年かかる」という言い方を見かけることがありますが、夫婦ごとに事情が違うため、自分たちに当てはまる年数として受け取らないほうが安全です。期間の長さを左右しやすい事情には、次のようなものがあります。

事情 期間が長くなりやすい方向 短くなりやすい方向
浮気の期間と中身 長く続いていた、相手が身近な人だった 短期間で、すでに関係が終わっていた
発覚のしかた 証拠を突きつけるまで否定し続けた した側が自分から打ち明けた
した側の向き合い方 説明を拒む、「もう終わったこと」と話を避ける 聞かれたことに答え、約束を守り続ける
不倫相手との接点 職場や地域が同じで、接点が残る 接点がない
生活の事情 子育てや仕事が忙しく、話す時間がとれない 二人で話す時間を確保できる

この表は「長くなる」「短くなる」と言い切るためのものではなく、自分たちがどの方向の事情を多く抱えているかを知るためのものです。長くなりやすい事情が多いなら、焦らず区切りを細かく決める、と考えます。

時期ごとに起きやすいことと、できること

期間に決まりはなくても、再構築の時期ごとにぶつかりやすい課題はあります。以下の表は筆者の整理で、夫婦を調べた結果ではありません。今いる時期の課題を知っておくと、「こんなに苦しいのは自分たちだけだ」と思い込まずにすみます。

時期 ぶつかりやすいこと できること
発覚から数週間 事実の確認と、生活の立て直しが同時に押し寄せる。眠れない・食べられない 決断を急がず、体と生活を守る。聞きたいことを紙に書き、聞く日を決める
数か月 約束を決めて動き始めるが、守れない約束や疑いが出やすい 約束を少なく決め、最初の見直しの日を1か月後に置く
半年前後 した側は「もう落ち着いた」と感じ、された側はまだ不安が残る、というずれが出やすい ずれそのものを見直しの議題にする
1年前後 発覚した時期や、浮気をしていた時期の行事が巡ってきて、気持ちが揺れやすい その時期の過ごし方を前もって話しておく
それ以降 浮気以外の話題が増える一方で、ふとしたきっかけで思い出すことがある 見直しの間隔をのばしつつ、話せる場は残しておく

時期の区切りは目安で、行き来することもあります。半年たって落ち着いたと思った後に、ささいなきっかけで発覚直後のような気持ちに戻ることもあり、それだけで再構築が失敗したことにはなりません。

見直しの日の置き方(例)
回 時期の例 主に確かめること
1回目 約束を決めて1か月後 守れない約束はないか、多すぎないか
2回目 3か月後 不安が強くなる場面と、その手当て
3回目 半年後 二人の感じ方のずれ、約束を緩めるか
4回目 1年後 続けるか、休むか、別の道を考えるか

目安の立て方:見直しの日を先に決める手順

再構築の期間を自分たちで区切るには、「いつまでに許す」ではなく、「いつ確かめるか」を決めます。次の手順で進めます。

  1. 最初の見直しの日を決める:約束を決めた日から1か月後など、近い日に置きます。
  2. 見直しで確かめる項目を決めておく:守れた約束、守れなかった約束、不安が強かった場面、次までに変えること。
  3. 見直しの結果で、次の日を決める:不安が強ければ間隔を短く、落ち着いていれば少しのばします。
  4. 「続けるかを考える日」を別に置く:半年後や1年後など、続けるか・休むか・別の道を考えるかを確かめる日を、最初に決めておきます。
  5. 決めた日をカレンダーに書き、二人で共有する:言い出しにくい話を、予定として扱えるようにします。

見直しの日を提案するときの例:「毎日このことを話すのはお互いにつらいから、月に1回、日曜の夜に約束のことを話す日を作りたい。半年後には、これからのことをもう一度ちゃんと話したい」

見直しの場で何をどう話すかは夫婦関係を修復する手順:浮気の後に信頼を取り戻すための5段階の4段階目で扱っています。続けるか見直すかを考える日に使える判断材料は、前の記事の浮気後の再構築が失敗するサイン:続けて変わるかを見極める基準にまとめています。

再構築の期間と、時効や期限の関係は?

再構築に時間をかけている間も、法律上の期限は別に進むものがあります。たとえば不倫相手への慰謝料の請求には時効があり、数え始めと期間に決まりがあります。夫婦が再構築を選んでいるかどうかとは別に数えが進むので、数え方を不倫の慰謝料の時効は3年と20年:いつから数えるかの考え方で確かめておいてください。

再構築を続けるつもりでも、次のことは期間の長さにかかわらず続けておくと安心です。

  • 見つけた証拠の写しを、相手と共有していない場所に残しておく
  • 発覚からの経緯と、再構築中の約束を日付つきで記録する
  • 家計と財産の名義を把握しておく

これらは相手を疑うためではなく、時間がたっても自分の選択肢が残っているようにするためのものです。準備の範囲は再構築中に水面下で離婚の準備をしておく理由で整理しています。相手から「許してほしい」と言われて再構築を始めるかどうか迷っている段階なら、「浮気を許して」と言われたとき:再構築を受け入れる前に聞くことを読んでください。再構築の全体の流れは浮気からの再構築:やり直すと決める前の確認と、続けるための約束にまとめています。

よくある質問

Q. 相手から「いつまで引きずるの」と言われてつらいです。

再構築にかかる時間は人によって違い、引きずっているのではなく、まだ途中にいると考えてかまいません。相手には「いつまで」の答えの代わりに、次の見直しの日と、その日までにしてほしいことを伝えると、話が期限の押し問答になりにくくなります。言われてつらかったことも、見直しの議題に入れてください。

Q. 何年たっても思い出してしまうのは、再構築できていないということですか?

思い出すこと自体は、時間がたっても起こりうることです。大切なのは、思い出したときに夫婦で話せるか、日常の生活が回っているかです。思い出すたびに強い苦しさで動けなくなるなら、夫婦の話し合いとは別に、個人のカウンセリングや受診を考えてください。

出典・参考にした公的な情報

    出典の確認日:。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

    この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

    浮気後の再構築が失敗するサイン:続けて変わるかを見極める基準

    「浮気を許して」と言われたとき:再構築を受け入れる前に聞くこと

    浮気からの再構築:やり直すと決める前の確認と、続けるための約束