夫婦カウンセリングに効果はある?期待できること・できないこと
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夫婦カウンセリングで期待できるのは、話し合いの仕方と気持ちの理解の手助けで、相手の気持ちを戻すことや浮気を止めさせることは約束できません。 話し合いが言い合いで終わる状態を変えたい、浮気の後の気持ちを二人で扱えるようにしたい、続けるか離れるかを落ち着いて考えたい、といった目的なら、第三者が入る意味があります。この記事では、期待できること・できないことを分け、受けるかどうかを決める材料を問いの形で整理します。
夫婦カウンセリングに効果はある?期待できること・できないこと
カウンセリングで変わりうるのは、主に「話し合いの仕方」と「お互いの気持ちの理解」です。相手の性格や過去の出来事そのものは変わりません。何を期待するかを先に分けておくと、受けた後に「効果がなかった」と感じるずれが小さくなります。
| 期待できること | 期待できないこと |
|---|---|
| 二人だけだと言い合いになる話題を、順番を決めて話せるようになる | 相手の気持ちを自分に戻すことを約束してもらう |
| された側・した側の気持ちを、それぞれ言葉にする手助け | 浮気を二度としないと保証してもらう |
| すれ違いの形(責める・黙る・逃げる)が見えるようになる | どちらが悪いかを決めてもらう |
| 続けるか離れるかを考える材料の整理 | 続けるか離れるかの結論を出してもらう |
| 家で続ける話し合いの決まりを作る | 慰謝料や離婚の条件の判断・交渉 |
表の最後の行は、カウンセラーの役割の外にあるものです。弁護士法72条は、弁護士でない者が報酬を得る目的で、法律事件について代理や和解などの法律事務を扱うことを業とするのを禁じています。お金や離婚の条件が気になる段階になったら、カウンセリングとは別に弁護士に相談先を分けます。
どんなときに効果が出やすく、どんなときに出にくい?
同じカウンセリングでも、夫婦の状態によって進み方は大きく変わります。次の表は、相談先を選ぶ前に自分たちの状態を見るための目安です。
| 効果が出やすい状態 | 効果が出にくい状態 |
|---|---|
| 二人とも、少なくとも話し合いを続ける気持ちがある | どちらかが、すでに離婚を決めて形だけ参加している |
| 不倫相手との関係が終わっている | 不倫相手との関係が続いている、または終わったかが曖昧 |
| 二人が受ける目的をおおむね共有している | 片方は「やり直したい」、片方は「別れ方を話したい」と目的がずれている |
| 面談の後に、家で決めたことを試す時間がある | 面談のときだけ話し、家では一切その話をしない |
| 安心して本音を話せる | 暴力・脅しがあり、本音を話すと後で責められる |
効果が出にくい側に当てはまっても、受ける意味がないとは限りません。目的がずれているなら、そのずれを話すこと自体を最初の目的にできます。ただし、不倫相手との関係が続いているときは、関係の清算を先に話し合うほうが順序として自然です。暴力や脅しがある場合は、同席の話し合いより安全の確保を先にしてください。
何回くらい受ければ効果が分かる?
何回で効果が出るという決まりはありません。だからこそ、最初に「何回目で見直すか」と「何が変われば効果があったとするか」を決めておくと、続けるかどうかを判断しやすくなります。
- 目的を一文で書く:「浮気の話を週1回、怒鳴らずにできるようになる」など、行動で書く。
- 見直しの回を決める:たとえば3回目や5回目。相談先にも回数の見通しを聞く。
- 今の状態を記録する:言い合いの回数、話し合いの時間、眠れない日の数などを、受ける前に書いておく。
- 見直しの回に比べる:記録がどう変わったかを夫婦で見て、続ける・形を変える・やめるを決める。
「気持ちが楽になった」という感じ方も大切な変化ですが、それだけだと日によって揺れます。行動や回数で見られる目安を一つ入れておくと、夫婦で話すときの共通の材料になります。
効果を自分たちで確かめるチェックリスト
見直しの回に、次の項目を夫婦それぞれが書き、見比べます。どちらか一方の印象だけで判断しないことが大切です。
- 浮気の話題を、決めた時間の中で話せる回が増えた
- 言い合いになっても、中断の合図で止められるようになった
- 相手の言い分を、要約して返せるようになった
- 面談で決めたことを、家で一つ以上続けている
- 面談の後に、眠れない・体調を崩す日が減った
- 続けるか離れるかについて、自分の考えを言葉にできるようになった
当てはまる項目が少なくても、すぐにやめる理由にはなりません。相談員との相性、時間の長さ、同席か個別かの形を変えると進み方が変わることがあります。受け方の一つとしてオンラインの夫婦カウンセリング:向く夫婦・向かない夫婦と準備も比べてみてください。
受けるかどうか迷ったときの判断材料
受けるかどうか迷っているときは、次の問いに答えてみます。
- 二人だけで話して、同じところで止まる状態が何週間も続いているか
- 第三者がいれば言える、と感じていることがあるか
- 受ける目的を、配偶者と一文で共有できそうか
- 費用と時間を、見直しの回まで続けられるか
前の2つに当てはまり、後の2つも何とか準備できそうなら、試してみる価値はあります。配偶者が受けたがらないときの考え方は配偶者が夫婦カウンセリングを拒否するとき:一人で受ける選択肢と誘い方にまとめています。お住まいの地域で相談先を探すなら、東京で夫婦カウンセリングを探す:公的な相談窓口と民間の選び方のように、公的な窓口と民間を並べて探す方法があります。カウンセリングは再構築の手段の一つで、全体の進め方は浮気からの再構築:やり直すと決める前の確認と、続けるための約束で確かめられます。
よくある質問
Q. カウンセラーに「別れたほうがいい」と言われることはありますか?
夫婦カウンセリングは、続けるか別れるかを決める場ではなく、夫婦が自分たちで決めるための材料を整理する場です。そのため、結論を相談員が決めて押しつける進め方には、違和感を持って構いません。どちらかの結論に誘導されていると感じたら、その感じをその場で伝えるか、相談先を変えることを考えます。
Q. 一度受けて合わなかったら、夫婦カウンセリング自体に意味がないのでしょうか?
1回目で合わないと感じる理由には、相談員との相性、時間の長さ、同席か個別かの形、受けた時期など、変えられるものが多く含まれます。何が合わなかったのかを夫婦それぞれが書き出し、変えられる点を変えて別の相談先で試すか、時期をおいてから考え直すかを決めると、判断を急がずに済みます。
出典・参考にした公的な情報
- 弁護士法 第72条(e-Gov法令検索)(デジタル庁)
出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。
この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。