探偵・浮気調査の選び方と費用 / 手順

探偵の無料相談で聞かれること・聞くべきこと:相談前の準備メモの作り方

この記事のもくじ
  1. 探偵の無料相談で聞かれること
  2. 探偵の無料相談でこちらから聞くべきこと
  3. 相談前の準備メモの作り方:1枚にまとめる型
  4. 無料相談の場で気をつけること

探偵の無料相談では、業者から「誰の、いつの、何を調べたいか」「何のために調べるか」「予算と期間」を聞かれ、こちらからは「料金の概算と増える条件」「解除のしかた」「調査を下請けに出すか」「報告と資料の扱い」を聞くのが基本です。相談の前に、聞かれることへの答えと、こちらの質問を1枚のメモにしておくと、短い時間で比べやすい見積もりがもらえます。この記事では、その準備メモの作り方を順に示します。

探偵の無料相談で聞かれること

相談で聞かれる項目には、それぞれ理由があります。理由が分かれば、何を準備すればよいかも分かります。

聞かれること 業者が知りたい理由 準備しておくこと
調べたい相手と自分の関係 業者によって、引き受ける依頼の範囲や進め方が違う 婚姻の状況、同居か別居か
相手の行動の手がかり 調査の日時を絞るため 帰りが遅い曜日・時間帯、移動の手段、よく行く場所
相手の見た目と持ち物 調査員が本人を見分けるため 最近の写真、よく着る服、車の車種と色
調べたい目的 要る記録の中身が変わるため 話し合い・やり直し・離婚や慰謝料の検討のどれか
予算と期間 調査の日数と人数を組むため 出せる上限額、いつまでに結論がほしいか
これまでに分かっていること 重ねて調べる無駄を省くため 自分で付けている記録、日付の分かる出来事

目的を聞かれるのには、もう一つ理由があります。探偵業者は、調査の結果が犯罪や違法な差別、その他の違法な行為に使われると知ったときは、その調査をしてはならないと定められています(探偵業法9条1項)。相手の居場所を突き止めて押しかけたい、職場に知らせたい、という目的では引き受けてもらえません。配偶者から暴力や脅しを受けている人は、調査の相談より先に浮気・不倫の相談先一覧にある公的な窓口へつないでください。

探偵の無料相談でこちらから聞くべきこと

聞くべきことは、契約の前に業者が書面で説明すると決められている項目(探偵業法8条1項)とほぼ重なります。相談の段階で聞いておけば、後で受け取る書面と答え合わせができます。

  1. 届出:「届出をした公安委員会はどこですか。標識はどこで見られますか。」標識はウェブサイトにも載せることになっていますが、従業者が5人以下の業者や自社のサイトがない業者は対象外です(施行規則6条)。
  2. 料金の概算:「今回の条件で、総額の見込みはいくらですか。経費と報告書代は含まれますか。どんなときに増えますか。」
  3. 延長:「予定の時間で記録が取れなかったら、延長はどう決めますか。単価と上限は。」
  4. 委託:「調査の一部をほかに任せることはありますか。」任せるなら、相手も届出をした探偵業者でなければなりません(9条2項)。
  5. 解除:「途中でやめるときの費用はどう決まっていますか。」
  6. 報告:「報告書はいつまでに、どんな形で受け取れますか。見本を見せてもらえますか。」
  7. 資料の処分:「調査で撮った写真やデータは、終わった後どうなりますか。」
  8. 相談料:「この相談や見積もり、出張の面談に費用はかかりますか。」無料の範囲は業者ごとに違います。

聞き方の例:「今日は比べるための相談です。いまのお話の料金と解除の条件を、書面でいただけますか。」

千葉県警察は、標識は優良な業者や安全な業者だと保証するものではないと案内しています。届出があるかどうかに加えて、答えが書面で出てくるかを見てください。複数の業者に同じ条件で聞くための依頼メモは探偵の見積もりを比べる手順にあります。

相談前の準備メモの作り方:1枚にまとめる型

上の2つの表を、1枚のメモにまとめます。紙でもスマホのメモでもかまいませんが、配偶者と共有している端末やクラウドには置かないようにします。

相談前の準備メモ(1枚の型)
欄 書くこと 記入例の形
1 状況 婚姻の状況、同居か、子どもの有無 結婚○年・同居・子ども○人
2 手がかり 曜日・時間帯・場所・移動の手段 ○曜の○時以降に帰りが遅い、車で通勤
3 見分け方 写真の有無、服装、車 写真あり、車は○色の○○
4 目的 話し合い・やり直し・離婚や慰謝料の検討 まず事実を確かめたい
5 上限 予算の上限と、結論を出したい時期 ○万円まで、○月中
6 連絡 折り返しの番号・時間帯・送り先 平日○時〜○時のみ、郵便は送らない
7 質問 届出・料金・延長・委託・解除・報告・資料・相談料 上の8問を書き写す

書くときのコツは3つです。手がかりの欄は、「最近怪しい」ではなく「○月○日、○時に帰宅、説明は残業」のように日付と事実で書きます。記録の付け方は浮気の記録ノートの付け方が参考になります。予算の欄は、相談の場で動かさない上限として書きます。連絡の欄は、相談の最初に読み上げます。

無料相談の場で気をつけること

  • その場で契約しない:重要事項説明の書面は、契約の前に受け取るものです(8条1項)。書面を持ち帰って読み、見積もりと見比べてから決めます。
  • 会う場所を考える:自分から「契約したいので自宅に来てほしい」と頼んで自宅で契約すると、クーリング・オフの対象から外れることがあります(特定商取引法26条6項1号)。事務所に自分で出向いて契約した場合も、原則として対象外です。相談だけのつもりなら、そう伝えたうえで会います。
  • 名前を出す段階を知る:名前を伏せられるのは、相談と見積もりまでが目安です。契約では、調査結果を違法な目的に使わない旨の書面に署名します(7条)。
  • 約束の言葉を書面で確かめる:「証拠は取れます」と言い切る説明をされたら、何をもって「取れた」とするのか、取れなかったときの費用はどうなるのかを書面で聞きます。

相談の後の進み方は探偵に依頼する流れで、報告書で何を受け取るかは浮気調査の報告書には何が書かれるかで確かめてください。浮気調査の全体像は浮気調査とは?探偵に頼む流れ・費用の仕組み・選ぶときの確認点にまとめています。

よくある質問

Q. 無料相談だけで、依頼しなくても大丈夫ですか?

相談したからといって契約する義務はありません。相談の場で「今日決めれば安くなる」などと言われても、重要事項説明の書面を持ち帰って読み、ほかの業者の見積もりと比べてから決めてかまいません。断るときは「家で検討します」と伝えれば十分です。

Q. 無料相談で本名や住所を言わないといけませんか?

名前を伏せた相談に応じる業者もあり、相談や見積もりの段階では呼び名と連絡先だけで済むことが多いです。ただ、契約に進むと、調査結果を違法な目的に使わない旨の書面を依頼者が出すことが探偵業法7条で決まっているので、その段階では名前を出すことになります。

Q. 相談の内容が配偶者に伝わることはありませんか?

探偵業法10条で、探偵業者の従業者は業務で知った秘密を正当な理由なく漏らしてはならないとされています。漏れやすいのは依頼者の側の連絡の跡なので、折り返しの電話番号、つながってよい時間帯、メールや郵便の送り先を相談の最初に伝えます。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

探偵に依頼する流れ:浮気調査の相談から報告書を受け取るまでの7段階

浮気調査の報告書には何が書かれる?受け取ったら確かめる項目

浮気調査とは?探偵に頼む流れ・費用の仕組み・選ぶときの確認点

探偵の見積もりを比べる手順:同じ条件で複数社に聞くための依頼メモ