探偵・浮気調査の選び方と費用 / 比較

探偵・興信所の料金表の読み方:基本料・調査員費・経費・報告書代の内訳

この記事のもくじ
  1. 探偵の料金表は「固定」と「変動」に分けて読む
  2. 料金表の項目ごとの意味と、聞いておく質問
  3. 別料金になりやすい項目の見つけ方
  4. 興信所の料金も同じ型で読める理由
  5. 料金表を見積もりに落とし込む記入表

探偵の料金表は、毎回かかる固定の項目(基本料・調査員費・報告書代など)と、調査の中身で動く項目(延長・車両・交通費・宿泊費・割増など)に分けて読むと、どこが別料金になりやすいかが見えてきます。表の上の大きな金額だけで判断すると、後から「経費は別」「報告書は別」と足されて総額が膨らみます。浮気調査を受ける興信所の料金表も、法律上は同じ探偵業者が出しているもので、読み方は変わりません。この記事では、料金表に並ぶ項目の意味と、項目ごとに聞いておく質問を整理します。

探偵の料金表は「固定」と「変動」に分けて読む

「探偵や興信所の費用の相場」を探す人は多いのですが、料金は各業者が自分で決めるもので、探偵業法にも金額の基準はありません。法律が求めているのは、契約前の書面に金銭の概算額と支払時期を書いて説明すること(8条1項7号)までです。だから相場の数字より、手元の料金表を読み解く力が役に立ちます。

料金表を手にしたら、まず各項目を2つの箱に振り分けます。固定の箱は、調査を頼めばほぼ毎回かかる費用です。変動の箱は、相手の動き方や調査の長さで増えたり減ったりする費用です。

箱 主な項目 読むときの視点
固定 基本料(着手金・登録料などの名目)、調査員費(1時間・1日あたり)、報告書の作成費 1回の調査で最低いくらかかるか
変動 延長料金、車両費、交通費・駐車場代・高速代、宿泊費、深夜・早朝・休日の割増、機材費 どんな場面で、いくらずつ増えるか
契約の外側 解約料、キャンセル料、資料の保管・返送の費用 途中でやめたときに何が残るか

固定の箱だけを足した額は「どんなに短く終わってもかかる額」で、変動の箱の項目は「相手の動き次第で積み上がる額」です。浮気調査の費用全体の決まり方は浮気調査の費用と相場の考え方で扱っているので、ここでは項目一つひとつの読み方に絞ります。

料金表の項目ごとの意味と、聞いておく質問

同じ名前の項目でも、業者によって中身が違います。名前で判断せず、何が含まれるかを質問で確かめます。

項目 よくある意味 聞いておく質問
基本料・着手金 調査の準備や事前の下調べにかかる費用として、最初に払う額 調査をしなかった場合や途中でやめた場合に返金はあるか
調査員費 調査員1人あたり1時間(または1日)の人件費 1時間単位か30分単位か。移動の時間も数えるか
調査の人数 1回の調査に出す調査員の人数。調査員費に掛け合わされる 何人の予定で、人数を増やすときは誰がどう決めるか
延長料金 予定の時間を超えた分の単価 延長の単価と、延長するかを依頼者に確認する方法
車両費 調査で使う車やバイクの費用 1台あたりか1日あたりか。燃料代は別か
交通費・実費 電車代、高速代、駐車場代、タクシー代など 実費精算なら領収書の写しをもらえるか
宿泊費・遠方費 相手が泊まりがけで移動したときの費用 上限を決めておけるか。事前に連絡はあるか
割増 深夜・早朝・休日・祝日の調査に上乗せされる率や額 何時から何時が割増か、率はいくらか
機材費 カメラや車両の装備などの費用 調査員費に含まれるのか、別に請求されるのか
報告書の作成費 調査結果を写真つきの報告書にまとめる費用 紙とデータのどちらか、写真の枚数、動画の扱い

「調査員費に移動時間を含むか」は、意外と差がつく点です。事務所から現場までの移動を含める業者と、調査を始めた時刻から数える業者では、同じ時間の調査でも請求が変わります。人数が費用にどう効くかは浮気調査の調査員は何人?人数と料金の関係・見積もりでの確かめ方でも詳しく扱っています。

別料金になりやすい項目の見つけ方

料金表の中で、別料金が隠れやすいのは「※」や小さな注記、そして「込み」と書かれた項目の中身です。次のチェックリストで、受け取った料金表に印をつけてみてください。

  • 表の外の注記に「別途」「実費」「応相談」と書かれた項目がある
  • 「諸経費込み」の諸経費に、高速代・駐車場代・宿泊費が入っているかが書かれていない
  • 延長の単価が、通常の調査員費より高い
  • 深夜・休日の割増の率や時間帯が書かれていない
  • 報告書の作成費が、写真の枚数や動画の有無で変わると書かれている
  • 車両費が「1台」なのか「1日」なのかが分からない
  • 解約料・キャンセル料の項目が料金表になく、契約書にしか書かれていない

印がついた項目は、そのまま質問の一覧になります。金額の説明を受けたら、口頭の説明と書面の数字を照らし合わせることも大切です。探偵業法8条1項7号は、契約前に渡す書面に「探偵業務の対価その他の当該探偵業務の依頼者が支払わなければならない金銭の概算額及び支払時期」を書いて説明するよう求めています。依頼者が払う「その他の金銭」も含むので、経費や報告書代もこの欄で確かめられます。後から延長や経費でもめないための決め方は、探偵の追加料金でもめないために:浮気調査の延長・経費・車両費の決め方で扱います。

興信所の料金も同じ型で読める理由

「探偵より興信所の方が安い・高い」と感じる人もいますが、名前で料金の性質が変わるわけではありません。探偵業法2条は、他人の依頼を受けて、特定の人の所在や行動についての情報を集める目的で、聞込み・尾行・張込みなどの実地の調査を行い、結果を依頼者に報告する業務を「探偵業務」と定めています。そして、この業務を営業として行う者は、営業所ごとに公安委員会へ届け出なければなりません(同法4条)。

法律には「興信所」という別の区分はありません。名前が探偵事務所でも、興信所でも、調査会社でも、浮気調査を営業として行うなら探偵業法の対象で、料金の組み立ても人件費・時間・経費・報告書という同じ型になります。名前で選ぶのではなく、料金表の中身と、営業所に掲げられた届出の標識で確かめましょう。名前の違いについては探偵と興信所の違いは?法律上はどちらも「探偵業者」と言える理由で詳しく書いています。

料金表を見積もりに落とし込む記入表

料金表を読み終えたら、自分の調査の条件に当てはめて、総額の見当をつけます。下の表を写して、各社の料金表から数字を書き込んでください。空欄が残った項目は、その業者に聞く質問です。

記入表:料金表から自分の調査の総額を組み立てる
項目 A社 B社 C社
基本料・着手金
調査員費(1人1時間)×人数×時間
延長の単価(1時間)
車両費
交通費・実費(精算の方法)
割増(時間帯・率)
報告書の作成費
税込みの合計
解約料(着手前・着手後)

3社分を埋めると、同じ「1日の調査」でも、どの項目で差がついているかが一目で分かります。見積もりを同じ条件で取るための依頼メモは探偵の見積もりを比べる手順:同じ条件で複数社に聞くための依頼メモにまとめています。成功報酬の料金表を読むときの注意は浮気調査の成功報酬とは?「成功」の定義を契約前に確かめる理由で扱います。

よくある質問

Q. 料金表の金額は税込みですか、税抜きですか?

消費税を納める事業者が、一般の人に向けてあらかじめ価格を表示するときは、消費税を含めた総額で表示する決まりがあります(消費税法63条。消費税が免除される事業者は対象外)。それでも見積もりや請求書の段階で税の扱いが分かりにくいことはあるので、「この金額は税込みですか」と一言確かめておきましょう。

Q. 見積もりに「一式」とだけある場合はどう聞けばよいですか?

「一式」には、人数・時間・経費・報告書のどこまでが入るのかが書かれていません。探偵業法8条1項は、契約の前に金銭の概算額と支払時期を書面で説明することを求めているので、「一式」の内訳を項目ごとに書面で出してもらいます。聞く項目は、調査員の人数、調査の時間数、車両費などの経費、報告書の代金が含まれるかどうかです。内訳を出せない業者は、比べる材料がないので保留にします。

Q. 料金表に「諸経費込み」とあれば追加の費用はかかりませんか?

「諸経費」に何が入るかは業者ごとに違います。交通費は込みでも、高速代や駐車場代、遠方の宿泊費は別、という分け方もありえます。「込み」と書かれた項目の中身を一つずつ聞き、含まれないものを見積もりの欄外に書き出してもらうと安心です。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

浮気調査の費用と相場の考え方:時間制・パック・成功報酬の違いと比べ方

探偵の追加料金でもめないために:浮気調査の延長・経費・車両費の決め方

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