された側の気持ちの整理 / 悩み整理

浮気されて自信をなくしたとき:浮気相手と比べてしまう気持ちの整理

この記事のもくじ
  1. 浮気相手と比べてしまうのは、理由を探す心の動き
  2. 比べる材料は最初から偏っている
  3. 比べる回数を減らす具体的な工夫
  4. 自分の生活を取り戻す小さな行動

浮気されて自信をなくし、浮気相手と自分を比べて落ち込んでしまうのは、「なぜ自分ではだめだったのか」という答えを探す心の動きです。ただ、浮気の理由は浮気をした本人の事情であって、浮気相手と自分のどちらが優れているかの勝ち負けではありません。しかも比べる材料は、浮気相手の良く見える断片と、自分のすべてという、最初から偏ったものです。比べる回数を減らす工夫と、自分の生活を少しずつ取り戻す小さな行動を順に示します。

浮気相手と比べてしまうのは、理由を探す心の動き

浮気が分かると、多くの人が浮気相手の年齢、見た目、仕事、性格を知りたくなります。そして知るたびに、自分の足りないところを数えてしまいます。これは、つらい出来事に「理由」をつけて、少しでも理解できるものにしようとする心の働きです。理由が分かれば、次は防げるかもしれない、と感じられるからです。

けれども、浮気をしたのは配偶者で、浮気という選択をした理由は配偶者の側にあります。浮気相手が自分より優れていたから浮気が起きた、という単純な話ではありません。新しい関係の刺激、日常から離れたい気持ち、断れない性格、ばれないだろうという油断など、浮気の背景には本人の事情がさまざまに絡んでいます。浮気相手との比較で自分の価値を測ることは、本来の問題からずれた場所で自分を傷つけることになります。

自分を責める気持ちと浮気の責任を分ける考え方は、浮気されたのは自分のせい?自分を責める気持ちとの付き合い方で詳しく扱っています。

比べる材料は最初から偏っている

浮気相手と自分を比べるとき、手元にある材料を並べてみると、比べ方そのものが公平でないことが分かります。

図解:比べる材料の偏り
浮気相手について知っていること 自分について知っていること
情報の量 SNSの写真、メッセージの一部、配偶者の話など断片だけ 長所も短所も、疲れた顔も、すべて
見えている場面 会うための特別な時間、整えた姿 家事・仕事・育児に追われる毎日の姿
情報の出どころ 見せたい部分だけを選んだSNS、浮気を正当化したい配偶者の言葉 自分を責めている今の自分の目
比べた結果 実際より良く見えやすい 実際より悪く見えやすい

浮気相手は、家庭の生活や責任を共にしていない相手です。配偶者と浮気相手が会っていた時間は、日常の外に切り取られた時間で、そこで見せる姿は、たいていの人が整えたものです。それを、毎日を回している自分の姿と並べれば、自分が見劣りして見えるのは当然です。比べているつもりで、実は「特別な時間の他人」と「ふだんの自分」を比べています。

もう一つ、比べる目は、落ち込んでいる今の自分の目だということも覚えておいてください。国立精神・神経医療研究センターの「こころの情報サイト」は、うつ病では物事の捉え方が否定的になり、自分をだめな人間だと感じてしまうことがあると説明しています。病気かどうかに関わらず、強く落ち込んでいる時期の自己評価は、ふだんより低く出やすいものです。

比べる回数を減らす具体的な工夫

比べる気持ちは、考えないようにしようとしても消えません。比べるきっかけそのものを、生活の中から少しずつ減らしていきます。

  • 浮気相手のSNSを見に行かない仕組みを作る。 ミュートやブロックの機能を使う、アプリを開きにくい場所に移す、見たくなったら代わりにする行動(散歩、お茶をいれる)を決めておきます。浮気相手に連絡したり、書き込みをしたりするのは避けてください。
  • 証拠として残すものと、見返すものを分ける。 写真やメッセージを証拠として残すなら、一度保存したらフォルダや封筒にまとめて、見る日を決めておきます。保存の仕方は浮気の証拠の保管方法:配偶者に見つからず消えない残し方にあります。
  • 配偶者から浮気相手の話を聞く量を決める。 何があったかを知ることは必要でも、浮気相手の容姿や性格の話を聞くことは、比較の材料を増やすだけになりがちです。「相手の人柄の話は聞かなくていい」と伝えてかまいません。
  • 比べる言葉を書き換える。 「あの人のほうが若い」と浮かんだら、その横に「若さと浮気の責任は関係がない」と書きます。比べる言葉が浮かぶたびに、浮気の理由の持ち主を思い出す練習です。

文例:「何があったのかは知りたい。でも、相手の人がどんな人かは、もう聞かせないでほしい。聞くたびに比べてしまって苦しくなるから」

自分の生活を取り戻す小さな行動

自信は、誰かに認めてもらうことより、自分の生活が自分の手に戻ってくる実感から少しずつ回復していきます。こころの情報サイトは、ストレスへの対処として、バランスの取れた食事や良質の睡眠、適度な運動の習慣を保つこと、腹式呼吸やお風呂、好きな音楽などで手軽にリラックスすること、実際にできていることに目を向けることを挙げています。同じサイトのうつ病の説明では、散歩などの軽い有酸素運動がうつ症状を軽くすることが知られているとしています。これを、毎日できる小さな行動に落とし込みます。

行動 目安 ねらい
起きる時刻をそろえる 毎日同じ時刻に起きる 眠りのリズムを戻す
外を歩く 1日10分から 体を動かし、家の外の景色を見る
食事を1回きちんととる 1日1回は座って食べる 体を守る
自分だけの予定を入れる 週に1回、浮気と関係のない予定 自分の時間を取り戻す
人と話す 週に1回、浮気以外の話もできる相手と 自分の居場所を思い出す
できたことを書く 寝る前に3つ できていることに目を向ける

一週間たったら、表の行動のうち何ができたかを数えてみてください。全部できなくてかまいません。一つでもできた日があれば、それは浮気の前と変わらず、自分の生活を自分で動かせているしるしです。お酒でつらさを紛らわせたくなる日もあるかもしれませんが、こころの情報サイトは、お酒は睡眠の質を下げ、心を不安定にすることがあると注意しています。

外見を変えたい、資格を取りたいといった大きな目標が浮かんだら、それが自分のためか、浮気相手や配偶者に見せるためかを一度確かめます。自分のための目標なら、自信を取り戻す力になります。誰かと比べるための目標だと、相手の反応しだいで再び揺らぎやすくなります。

自信をなくしたうえに、体の心配が重なっていることもあります。浮気で病気をうつされていないか不安なときは、次に読む浮気で病気がうつった?性感染症の検査を受けられる場所と調べ方で、検査を受けられる場所を確かめてください。比べる気持ちの裏で配偶者への怒りが強くなっているときは、前に読む浮気への怒りが抑えられないとき:爆発させずに伝えるための手順が役に立ちます。自分を責めて眠れない、何も楽しめない日が続くなら、浮気でうつのように落ち込み続けるとき:受診の目安と休むための手続きで受診の目安を見てください。全体の順番は浮気されたらどうする?今日すること・急がなくてよいこと・気持ちの整理にあります。

よくある質問

Q. 浮気相手のSNSをつい見てしまいます。やめたほうがよいですか?

見るたびに落ち込むなら、見る回数を減らす工夫をしたほうが自分を守れます。ミュート機能を使う、アプリを開きにくい場所に移す、見たくなったら別のことをする時間を決めておく、などが具体的な方法です。証拠として残したいものがあるなら、一度だけ保存して、見返す日を決めて封をしておきます。

Q. 見返してやりたくて外見を変えたいのですが、おかしいでしょうか?

外見を整えることで気持ちが上向くなら、それは自分を大事にする行動の一つです。ただ、目的が「浮気相手に勝つこと」だけになると、相手の反応しだいでまた自信が揺らぎます。大きなお金や時間を使う前に、それが自分のためなのか、誰かと比べるためなのかを一度確かめてください。

Q. 配偶者から浮気相手のことを褒める言葉を聞いてしまい、頭から離れません。

その言葉は、浮気を正当化したい側の見方で語られたもので、二人を公平に比べた結果ではありません。何度も思い出してしまうときは、その言葉を紙に書き、「誰が、どんな立場で言った言葉か」を横に書き添えてみてください。言葉そのものではなく、言った人の事情が見えてくると、自分の価値と切り離しやすくなります。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

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