夫婦カウンセリングの料金の見方:1回の時間・回数・オンラインの違い
夫婦カウンセリングの料金は相談先が自由に決めており、この記事は相場の数字を載せません。相談先ごとに1回の時間も料金の決め方も違うため、1回の金額だけを並べても比べられません。料金表は「1回の時間」「初回や個別面談の扱い」「回数の目安」「オンラインかどうか」「キャンセルの決まり」の5つをそろえて読み、そこから自分たちの総額を見積もります。この記事では、料金表の読み方と、総額を計算する手順を順に示します。
夫婦カウンセリングの料金表で見る5つの項目
料金表に書かれた金額は、同じ「1回」でも中身が違います。次の5つの項目を、比べたい相談先ごとに書き出してから比べます。
| 項目 | 確かめること | 見落とすと起きること |
|---|---|---|
| 1回の時間 | 50分・60分・90分など。夫婦同席と一人で時間が違うか | 安く見えても時間が短く、話が途中で終わる |
| 初回の扱い | 初回だけ時間が長い・料金が別・申込金があるか | 2回目以降の料金で見積もり、初月の出費が増える |
| 個別面談 | 夫婦それぞれと一人ずつ話す回があるか、その料金 | 同席の回数だけで計算し、総額が膨らむ |
| 延長・時間外 | 時間を超えたときの料金、夜間・休日の追加 | 話が長引いた回ごとに追加がかかる |
| キャンセル | 何日前からいくらかかるか、当日の扱い | 体調や仕事の都合で行けなかった回の費用がかさむ |
医療機関の中で受けるカウンセリングは、診察の費用とは別に料金がかかるか、保険診療か自費かで扱いが変わります。受付で「診察」と「カウンセリング」の料金を分けて聞いてください。
1回の時間で割って比べる
料金表の比べ方で最も役に立つのは、料金を時間で割って、同じ物差しにそろえることです。たとえば「60分の相談先」と「90分の相談先」を比べるなら、それぞれの料金を分数で割り、10分あたりの額を出します。
計算の手順:料金 ÷ 1回の分数 × 10 = 10分あたりの額
ただし、時間あたりが安いことが、そのまま良い相談先という意味にはなりません。夫婦の話し合いは、話が温まるまでに時間がかかることも、逆に長すぎると疲れて言い合いになることもあります。発覚から間もない時期で感情が強いなら短めの時間、落ち着いて話し合いの進め方を作りたいなら長めの時間、というように、今の夫婦の状態に合う長さを先に考え、その長さのなかで比べると選びやすくなります。
回数と総額を見積もる手順
カウンセリングは1回で終わるとは限らないので、月々の負担と総額を先に見積もっておきます。回数の目安は相談先に聞くのが確実ですが、最初は「何回で見直すか」を自分たちで決めておくと、見積もりの区切りになります。
- 見直しまでの回数を決める:最初の見直しを何回目にするかを決める(例:5回目)。
- 間隔を決める:毎週・2週に1回・月1回のどれか。月あたりの回数が出る。
- 1回の料金を入れる:同席の回と個別面談の回で料金が違えば分けて書く。
- 初回の追加分を足す:申込金や初回の差額があれば加える。
- キャンセルの余裕を足す:1回分を予備として見込んでおく。
- 月あたりと見直しまでの総額を出す:家計の中で続けられるかを確かめる。
| 欄 | 書き込む内容 |
|---|---|
| A 見直しまでの回数 | (例)同席3回+個別2回 |
| B 1回の料金 | 同席の料金、個別の料金を分けて書く |
| C 初回の追加分 | 申込金・初回の差額 |
| D 予備 | キャンセル料1回分 |
| 見直しまでの総額 | 同席の料金×3+個別の料金×2+C+D |
| 月あたり | 間隔から月の回数を出し、その回数分の料金 |
シートの例は計算の形を示すためのもので、回数の目安ではありません。夫婦それぞれが一人で話す個別面談を挟むかどうかで総額が大きく変わるので、初回の面談で、どの回を同席にし、どの回を個別にするかの見通しを聞いておきます。
費用をかけずに第三者を入れる方法もあります。家庭裁判所の夫婦関係調整調停(円満)は、裁判所のページによると、申し立ての費用が収入印紙1,200円分と連絡用の郵便切手(郵便料は裁判所ごとに異なる)です。カウンセリングとは性質の違う手続ですが、費用の比べ方の一つとして知っておくと選択肢が広がります。
オンライン・対面・一人で受ける場合の違い
同じ相談先でも、受け方によって料金や条件が変わることがあります。料金表に書かれていなければ、問い合わせで確かめます。
- オンライン:対面と同じ料金のところも、違うところもあります。通信が切れて時間が短くなったときに延長や返金があるか、使う通話の方法は何かを聞きます。移動の時間と交通費がかからない分、総額で比べると差が出ることがあります。
- 対面:料金表の額に加え、相談室までの交通費と移動の時間、子どもを預ける費用も、夫婦にとっての実際の負担です。
- 一人で受ける:配偶者が参加しない間、一人で受ける回の料金が同席と同じか違うかを確かめます。
オンラインが向くかどうかと、受ける前の準備はオンラインの夫婦カウンセリング:向く夫婦・向かない夫婦と準備で扱っています。浮気された側が自分の気持ちのために一人で受ける場合の探し方は浮気されたつらさを一人でカウンセリングに相談するを見てください。
申し込む前に聞くことと、解約・キャンセルの決まり
料金のトラブルは、申し込みの後に「聞いていなかった」と分かることから起きます。申し込みの前に、次のことを問い合わせて、回答を残しておきます。
問い合わせの例:「夫婦での相談を考えています。1回の時間と料金、初回の料金、個別面談の有無と料金、オンラインの料金、キャンセル料が何日前からいくらか、まとめて払うプランを途中でやめたときの返金の計算方法を教えてください」
キャンセル料や中途解約の違約金について、消費者契約法9条1項1号は、契約の解除に伴う損害賠償の予定や違約金のうち、同じ種類の契約で事業者に生じる平均的な損害の額を超える部分を無効と定めています。説明と違う高い解約料を求められたときは、申込書や料金表、やりとりの記録をそろえて、消費生活センターに相談する道があります。窓口の番号は浮気・不倫の相談先一覧:悩み別の窓口と番号・受付時間の早見表にまとめています。個別の解約料が無効かどうかは事情によるので、自分で決めつけずに相談先で確かめます。
料金を比べ終えたら、相談先の種類や資格の確かめ方も含めて夫婦カウンセリングとは?受ける流れ・相談先の種類・選ぶときの確認点で全体を見直し、納得できる相談先から1回目を予約します。
よくある質問
Q. 料金表に「1セッション」としか書かれていません。どう比べればよいですか?
1セッションが何分かを問い合わせて確かめ、料金を分数で割って1分あたり(または10分あたり)の額にそろえると、ほかの相談先と比べられます。あわせて、初回だけ時間や料金が違うか、夫婦二人でも一人でも同じ料金かを聞いておくと、見積もりのずれが小さくなります。
Q. 回数券や数回分の前払いのプランは選んだほうが得ですか?
1回あたりの額が下がることはありますが、途中でやめたくなったときに未使用分がどう扱われるかで損得が変わります。申し込む前に、有効期限、途中でやめたときの返金の計算方法、相談員を変えたい場合の扱いを書面やページで確かめ、まずは単発で1〜2回受けてから決める方法もあります。
出典・参考にした公的な情報
- 消費者契約法 第9条(e-Gov法令検索)(デジタル庁)
- 夫婦関係調整調停(円満)(裁判所)(最高裁判所)
出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。
この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。