浮気を知ったショックで動けないとき:最初の72時間の過ごし方
この記事のもくじ
浮気を知ったショックで体が動かない、何も手につかないのは、大きな出来事に心と体が反応している状態です。最初の72時間は、「体を保つ」「安全を守る」「子どもの世話を回す」の3つだけできれば十分で、許すか、離婚するか、相手を問い詰めるかといった決断はしなくて構いません。このページでは、最初の3日間を時間帯に分けて、すること・しなくてよいこと、子どもへの接し方、一人で抱えないための相談の目安を示します。
浮気のショックで動けないときは「体・安全・子ども」の3つだけ守る
知った直後は、頭が真っ白になる、涙が止まらない、手が震える、食べ物がのどを通らない、何度も同じ場面を思い出すといったことが起こりやすくなります。動けない自分を責める必要はありません。この時期に優先するのは、次の3つです。
| 守ること | 最低限の目安 | できなくてもよいこと |
|---|---|---|
| 体 | 水分をとる、何か一口食べる、横になる時間を作る | 普段どおりの食事・家事・仕事 |
| 安全 | 暴力や脅しがあれば離れる、運転や危ない作業を控える | 相手と向き合って話すこと |
| 子ども | 食事・登園登校・寝かしつけなど、生活の流れを保つ | 子どもに事情を説明すること |
3つ以外のことは、72時間が過ぎてからで間に合います。浮気の事実がどれだけ大きくても、この3日で決めなければ手遅れになることは、ほとんどありません。
もし配偶者から暴力をふるわれた、脅された、物を壊されたなど、身の危険を感じる状況なら、気持ちの整理より先に安全を確保します。いま危険が迫っているときは110番、緊急でない相談は警察相談専用電話の#9110、配偶者からの暴力の相談はDV相談+(0120-279-889、電話は24時間)が使えます。
また、「消えてしまいたい」「死にたい」という考えが浮かんでいるなら、先に#いのちSOS(0120-061-338、24時間365日)に電話してください。この記事の最後の節にも、同じ窓口をまとめています。
最初の72時間の過ごし方:時間帯ごとにすること
| 時間 | すること | 目安 |
|---|---|---|
| 0〜24時間 | 安全な場所で過ごす、水分をとる、1人に連絡する | 眠れなくても横になる |
| 24〜48時間 | 食事を1回でもとる、知った事実を数行メモする | 子どもの生活の流れを戻す |
| 48〜72時間 | 外の空気に当たる、相談先を1つ調べる | 次の1週間でしたいことを1つ書く |
0〜24時間:その場を離れて、体を保つ
知ったその日は、何かを判断する力が落ちています。相手と顔を合わせているなら、「今は話せない」とだけ伝えて別の部屋に移ります。
伝え方の例:「今は混乱していて話せない。落ち着いたら私から話すから、今日はそっとしておいて」
水やお茶を手の届く場所に置き、食べられなければゼリーや飲み物だけでも口にします。眠れなくても、暗い部屋で横になるだけで体は少し休まります。信頼できる人に「つらいことがあった」とだけ連絡し、一人きりの時間を短くします。
24〜48時間:少しだけ事実を書き留める
少し落ち着いてきたら、知った日時と、見たもの・聞いたことを数行だけメモします。長く書く必要はありません。この時点で書いておくと、後で話し合いや相談をするときに記憶違いを防げます。気持ちの書き出し方は、事実・感情・望みの順に分ける浮気されたときの気持ちの整理ノートの型が使えます。
48〜72時間:外とつながる準備をする
短い時間でも外に出て、日の光を浴びます。体を少し動かすと、頭の中で同じ場面を繰り返す時間が短くなることがあります。誰かに話を聞いてほしいと感じたら、相談先を1つ調べておきます。一人で話せる場所の探し方は浮気されたつらさを一人でカウンセリングに相談するにまとめています。
この72時間はしなくてよいこと:決断・問い詰め・連絡・投稿
ショックの中で動くと、後から取り消せない行動につながりやすくなります。次のことは、72時間が過ぎてから考えれば十分です。
- 許すか許さないか、離婚するかを決めること:大きな決断は、感情の波が少し下がってからにします。決めずに置く理由は浮気が許せないときの整理で扱っています。
- 相手を問い詰めること:準備のないまま問い詰めると、相手が記録を消したり、言い逃れを用意したりするきっかけになります。
- 不倫相手に連絡すること:感情的なメッセージは、後で自分に不利な材料として使われることがあります。
- SNSに書き込むこと:名前を伏せたつもりでも、身近な人には誰のことか伝わります。投稿が名誉の問題に発展するおそれもあります。
- 大勢に話すこと:話を聞いてもらうのは1〜2人で十分です。
- 仕事を辞める、家を出るなど生活を大きく変えること:休むことと辞めることは別です。まずは休んで、決めるのは後にします。
- 大きなお金を動かすこと:預金を移す、高額な契約をするなどは、落ち着いてから考えます。
「何もしていない」と焦る気持ちが出てきたら、3つの守ること(体・安全・子ども)ができていれば、それで今日の役目は果たせていると考えてください。
子どもがいるときの接し方:説明より、いつもの流れを守る
子どもは、親の様子がいつもと違うことに気づきます。ただ、この時期に浮気の事情を説明する必要はありません。子どもにとって大事なのは、ご飯が出てくる、学校や園に行ける、寝る前のいつもの時間がある、といった生活の流れです。
- 食事は簡単なものや買ってきたもので構わない
- 送り迎えや寝かしつけがつらいときは、家族や友人に1日だけ代わってもらう
- 泣いているところを見られたら、「大人のことで悲しいことがあったけど、あなたのせいじゃないよ」と短く伝える
- 子どもの前で配偶者を責める言葉や、詳しい経緯を話さない
子どもの前で夫婦の言い争いや暴力が起きている、子ども自身に危険が及んでいると感じる場合は、児童相談所虐待対応ダイヤル189に相談できます。番号と受付の詳しい情報は浮気・不倫の相談先一覧にまとめています。
ショックで立ち直れないと感じるとき:一人で抱えない相談の目安
72時間が過ぎても、眠れない・食べられない状態が続くことは珍しくありません。次のような状態があれば、気持ちの問題として我慢せず、医療機関や相談窓口を使うことを考えてください。
- ほとんど眠れない日が続き、昼間も頭が働かない
- 食事がとれず、体重が目に見えて落ちてきた
- 仕事や家事、子どもの世話が回らない日が続いている
- 「消えてしまいたい」「死にたい」という考えが浮かぶ
最後の項目に当てはまるときは、時間を問わず話せる窓口があります。#いのちSOS(0120-061-338、24時間365日)、よりそいホットライン(0120-279-338、24時間)です。つらさが強いときの相談先は浮気や不倫で死にたいほどつらいときの相談先、眠れない夜の過ごし方と受診の目安は浮気されたことで眠れない夜にで詳しく扱っています。
72時間を乗り切ったら、次は「今日すること」と「急がなくてよいこと」を少しずつ分けていく段階です。その全体の流れは浮気されたらどうする?今日すること・急がなくてよいこと・気持ちの整理にまとめています。
よくある質問
Q. ショックで涙が止まらず、仕事に行けそうにありません。休んでもよいですか?
体調が理由で休むのは、まったくおかしなことではありません。職場には「体調不良のため」と伝えれば足り、浮気のことを話す必要はありません。休みが数日を超えそうなら、早めに医療機関を受診しておくと、後で休みの手続きが必要になったときにも説明しやすくなります。
Q. 配偶者と同じ家にいるのがつらいです。家を出たほうがよいですか?
72時間のうちに住まいを大きく変える決断はしなくて構いません。顔を合わせるのがつらいなら、別の部屋で寝る、実家や友人の家に1〜2泊するなど、短い距離の取り方から始めます。ただし、暴力や脅しがある場合は、安全を最優先にして警察や配偶者暴力相談支援センターに相談してください。
Q. 浮気のことを親や友達にすぐ話したほうがよいですか?
支えになってくれる人に「つらいことがあった」と伝えて、そばにいてもらうのは助けになります。一方で、詳しい経緯まで多くの人に話すと、後で話が広がって困ることがあります。最初は1〜2人に絞り、話す範囲は気持ちが落ち着いてから決めても遅くありません。
出典・参考にした公的な情報
- まもろうよ こころ 電話相談(#いのちSOS・よりそいホットライン)(厚生労働省)
- 犯罪被害者白書 資料9(警察相談専用電話(警察庁)
- DV相談ナビ・DV相談+について(内閣府男女共同参画局)
- 児童虐待・DV関連の相談先(児童相談所虐待対応ダイヤル189)(こども家庭庁)
出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。
この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。