浮気・不倫の基礎と相手別の入口 / 悩み整理

浮気癖は治る?繰り返す相手と続けるかを判断するための材料

この記事のもくじ
  1. 浮気癖は治るのか:「性格」ではなく「行動の変化」で見る
  2. 繰り返しを減らす条件:チェックリストで確かめる
  3. 2回目の浮気で前回と変えること:約束・第三者・記録
  4. 続けるかを判断するための材料:自分に向ける6つの問い
  5. 決められないとき・続けないときの進み方

浮気癖が治るかどうかは、本人の性格では決まりません。判断の手がかりになるのは、本人が浮気を自分の問題として認め、具体的な行動を変え、それが時間をかけて続いているかです。「治る」「治らない」をどちらかに決めつけるより、繰り返しを減らす条件がそろっているかを一つずつ確かめるほうが、関係を続けるかどうかを自分で判断しやすくなります。この記事では、その条件と、2回目以降の浮気で前回と変えるべき対応、続けるかを考えるための材料をまとめます。

浮気癖は治るのか:「性格」ではなく「行動の変化」で見る

「浮気性の人は治らない」という言い方をよく耳にしますが、これは結果を見た後の言い方で、これからを予測するものではありません。一方で、「反省しているから大丈夫」という見方も、行動が伴わなければ当てになりません。

浮気を繰り返す人について確かめられるのは、次のような行動の変化です。

  • 浮気相手や、浮気のきっかけになった場所・アプリ・人間関係から離れたか
  • 隠していたこと(予定、お金、スマホの使い方)を自分から開いているか
  • 浮気に至った自分の選択を、言い訳なしで説明できるか
  • 第三者(カウンセラーなど)の力を借りることを受け入れているか
  • 約束を、言われなくても続けているか

これらがそろっていくなら、繰り返しが減る見込みを考えられます。そろわないまま「もうしない」という言葉だけが重なるなら、その食い違いを重く見るほうが現実的です。浮気の理由をどう受け止めるかについては、前の浮気の理由と責任を分けて考える記事にまとめています。

繰り返しを減らす条件:チェックリストで確かめる

本人の言葉ではなく、目に見える行動で確かめられる項目を並べました。話し合いの後、1か月・3か月・半年と時期を区切って見直すと、変化があるかどうかが分かりやすくなります。

チェックリスト:浮気の繰り返しを減らす条件
区分 確かめること 確かめ方
本人の行動 浮気相手との連絡を断った 本人の説明と、連絡先の削除・ブロックの状況
本人の行動 きっかけになった場・アプリから離れた 退会・利用停止の説明
本人の行動 予定と帰宅時間を自分から伝える 1か月分の予定の共有のされ方
本人の行動 お金の使い道を説明できる 家計の記録との照らし合わせ
第三者 カウンセリングなどを受けている 予約や受診の有無を本人から聞く
約束 約束を書面に残した 書面の内容と日付
約束 約束を破ったときどうするか決めた 書面の該当部分
時間 約束が数か月続いている 見直しの日ごとの記録

確かめ方の中に、相手のスマホを無断で見る・アカウントにログインするといった方法は入れていません。そうした方法は禁じる法律に触れるおそれがあり、関係の修復にも逆効果になりがちです。夫婦で決めておく連絡・お金・スマホのルールの例は浮気の再発防止に夫婦で決めることにまとめています。

2回目の浮気で前回と変えること:約束・第三者・記録

浮気が2回目以降の場合、1回目と同じ話し合い・同じ約束では、同じ結果になりやすくなります。前回の経緯を振り返り、何を変えるかを先に決めておきましょう。

項目 1回目にしがちなこと 2回目に変えること
約束 「もうしない」という言葉の約束 連絡の断ち方、予定の共有など行動で書く。破ったときの扱いも書く
確かめ方 様子を見るだけ 見直しの日を決め、何を確かめるかを事前に合意する
第三者 夫婦だけで話す カウンセラーや円満調停など、間に入る人や場を使う
記録 記憶に頼る 1回目と2回目の日時・相手・本人の説明・約束を一覧にする
自分の備え 生活を相手に任せたまま お金・住まい・仕事の見通しを自分で確かめておく

前回に誓約書を書いていた場合は、その内容と今回の出来事を並べて見直します。誓約書に違反されたときの考え方は浮気の誓約書に違反されたときの整理、誓約書そのものの効力は浮気の誓約書に効力はあるかの記事で扱っています。

夫婦だけで話すと同じ言い合いになる場合は、家庭裁判所の夫婦関係調整調停(円満)という手続もあります。裁判所の案内では、夫婦関係が円満でなくなったときに、円満な関係を回復するための話合いの場として使えるとされています。流れは円満調停の手続きと流れにまとめています。

1回目と2回目の記録は、関係を続けるにしても離れるにしても、自分の判断を支える材料になります。記録の付け方は浮気の記録ノートの付け方を参考にしてください。

続けるかを判断するための材料:自分に向ける6つの問い

繰り返す相手と関係を続けるかどうかは、相手が変わるかだけでなく、自分がどう暮らしていきたいかでも決まります。次の問いに、今の答えを書いてみてください。答えは時間とともに変わってかまいません。

  1. 相手の約束と行動は、この数か月で一致していたか。
  2. 疑い続ける毎日に、心と体はどのくらい耐えられているか(眠れない、食べられない状態が続いていないか)。
  3. 子どもがいる場合、今の家の空気は子どもにどう影響しているか。
  4. 一人で暮らすことになった場合、お金と住まいの見通しはあるか。
  5. 信頼できる人や相談先に、今の状況を話せているか。
  6. 次に浮気が分かったら、自分はどうすると決めているか。

6の答えを先に持っておくと、もし3回目が起きたときに迷いが少なくなります。心や体の不調が続いているときは、関係の判断より先に、自分を休ませることを優先してください。

決められないとき・続けないときの進み方

すぐに結論を出せないのは自然なことです。決められない間も、次のことは進めておけます。

浮気を繰り返す本人が変わりたいと考えているなら、浮気をした側が受けるカウンセリングの情報を渡すのも一つの方法です。浮気をする人がどのくらいいるのかが気になるなら、次の浮気率と家庭裁判所の統計の記事で、公的な数字で分かる範囲を整理しています。

よくある質問

Q. 「もう二度としない」と言われました。信じてよいのでしょうか?

言葉そのものより、その言葉のあとに何が続くかで見ていくほうが判断を誤りにくくなります。浮気相手との連絡を断ったか、予定やお金の使い方を共有するか、第三者の力を借りるかといった具体的な行動が、約束の中身になります。数か月かけて、約束と行動が一致しているかを確かめてください。

Q. 浮気を繰り返すのは病気なのでしょうか?

本人が「やめたいのにやめられない」と感じ、生活や仕事にも支障が出ているなら、医療機関や心理職に相談することが考えられます。ただ、病気かどうかは専門家が本人を診て判断することで、家族が決めることではありません。受診を勧めるときも、それを浮気の言い訳として受け入れるかどうかは別に考えてください。

Q. 2回目の浮気でも、1回目と同じように話し合えばよいですか?

1回目と同じ進め方をすると、同じ結果になりやすくなります。前回の約束のどこが守られなかったかを書き出し、約束の中身・確かめ方・第三者の入れ方を前回より具体的にするのが一つの方法です。続けるか離れるかを考える材料として、前回からの記録も整理しておきましょう。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-23。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

浮気の理由を聞いても納得できないときに:理由と責任を分けて考える

浮気の再発防止に夫婦で決めること:連絡・お金・スマホのルールの例

浮気の誓約書に違反されたら:違約金や離婚を考える前の整理

浮気されたら別れるべき?決める前に考えたい6つの問い