相談先と安全の窓口 / Q&A

弁護士会の法律相談センターの使い方:予約・費用・離婚相談の流れ

この記事のもくじ
  1. 弁護士会の法律相談センターで受けられる相談
  2. 予約のしかた:ネットと電話の2つ
  3. 費用:相談料と、依頼したときの費用は別
  4. 当日の流れと注意
  5. 離婚・不倫の相談で、弁護士会の窓口を使う場面

弁護士会の法律相談センターは、ネットまたは電話で予約し、相談料はおおむね30分で5,500円前後が目安です。日弁連は、全国約300か所で実施していると案内しています。弁護士会が運営する窓口なので、浮気・不倫や離婚のように、どの弁護士に聞けばよいか分からない相談の最初の一歩に向いています。予約の方法、費用、当日の流れを順に示します。

弁護士会の法律相談センターで受けられる相談

法律相談センターは、各地の弁護士会が運営する、弁護士に法律相談ができる窓口です。日弁連のページでは、各都道府県の法律相談センターの一覧から、地域ごとに探せます。相談の時間はおおむね30分、料金は地域や相談内容によって異なります。

東京三弁護士会の法律相談センターには、「離婚・親族」の相談のページがあります。財産分与、養育費、離婚後も住み続けられるか、親権など、離婚に関わる問題を、この問題に積極的に取り組む弁護士が担当すると案内しています。相談で話した内容の秘密は厳守するとも明記されています。ほかの地域でも、離婚の相談枠を設けているかは、各弁護士会のページで確かめます。

予約のしかた:ネットと電話の2つ

予約の方法は、日弁連のページによると次の2つです。

予約の方法:ネットと電話の違い
方法 名称 受付 注意点
ネット予約 ひまわり相談ネット 24時間いつでも申込み可 -
電話予約 ひまわりお悩み110番(0570-783-110) 受付時間は日弁連のページに記載なし 通話料がかかる。050のIP電話からはつながらない

電話予約は、ひまわりお悩み110番に電話すると、地域に近い弁護士会の法律相談センターにつながります。スタッフに相談の概要を伝え、名前と連絡先を伝えたうえで、面談日と相談場所を決めます。相談場所は各地の弁護士会館をはじめとする窓口です。

東京の例では、東京三弁護士会のサイトにインターネットの申込みのページがあり、センターごとに電話番号と予約受付の時間が違います。たとえば離婚・親族の相談の一覧には、新宿、霞が関、蒲田、錦糸町、池袋などのセンターが並び、それぞれの受付時間が書かれています。ひまわり相談ネット(ネット予約)は、このサイトとは別に日弁連が案内している窓口です。どちらで予約しても、予約した日時に指定の場所へ行きます。

東京三弁護士会は、これとは別に、約15分の「電話無料相談」(0570-200-050、都内からのみ、月〜金10:00〜16:00)も案内しています。面談の予約とは別の窓口です。対象となる相談の範囲は、サイトで確かめてください。

費用:相談料と、依頼したときの費用は別

相談料は、日弁連が30分で5,500円前後を目安と案内しています。無料の枠があるかや、30分を超えたときの扱いは弁護士会ごとに異なります。予約のときに聞いておけば、当日に戸惑いません。

相談料は「法律相談料」です。依頼したあとにかかる着手金・報酬金・実費・日当は、別の費用です。日弁連は、これらの費用の種類を説明し、依頼するときは総額でどのくらいかかるかを確かめるよう案内しています。費用の項目の意味と、委任契約書で確かめる点は弁護士費用の仕組みにまとめています。

当日の流れと注意

東京三弁護士会の案内に沿って、当日の流れを並べます。

  1. 予約:相談したい内容と地域のセンターを選び、受付時間を確かめて予約する
  2. 受付:記入が必要な書類があるため、時間に余裕をもって来所する
  3. 相談:担当の弁護士に、困っている状況をできるだけ詳しく話す
  4. 相談の終了:相談中に問題が解決すれば終わる

注意点は次のとおりです。

  • 予約した時間を守る。急な事情でキャンセルするときは、事前に連絡する
  • できるだけ本人が来る。事情があるときは、状況に詳しい人が来る
  • 自分に不利と思われる事実も、隠さず話す
  • 専門性の高い相談には対応できない場合があり、別の専門機関を案内されることがある
  • 弁護士の専門分野や取扱件数は、相談センターでは把握していない
  • 遠方の事件は、相談は受けられても、依頼は受けられないことがある

「専門分野や取扱件数は把握していない」という点は、離婚・浮気の相談では大切です。同じセンターの弁護士でも、離婚の取扱いの経験は異なります。相談の場で、浮気・離婚の事件をどのくらい扱っているか、費用はいくらか、次に何をするかを聞きます。聞くことの一覧は弁護士に相談する前の準備に番号つきで載せています。

離婚・不倫の相談で、弁護士会の窓口を使う場面

次のような場面で、弁護士会の窓口が向いています。

  • 慰謝料を請求する、請求された、離婚するかどうかなど、判断を聞きたい
  • 費用の見積もりを書面でもらって、複数の事務所と比べたい
  • 収入や資産の条件で法テラスの無料相談が使えなさそうで、早く弁護士に聞きたい

費用に不安があるなら、弁護士費用が払えないときで法テラスの立替えや、保険の特約を確かめてから予約すると、相談の時間を使い切れます。弁護士に頼めることと、司法書士・行政書士に頼めることの違いは弁護士・司法書士・行政書士の違いにあります。

暴力や脅しがあって危険を感じているときは、法律相談より先に安全の確保が必要です。窓口の番号は浮気・不倫の相談先一覧から見つけられます。脅迫を受けたときの動き方は、次の不倫で脅迫されたとき:110番と#9110の使い分けで読めます。

よくある質問

Q. 相談したその弁護士に、そのまま依頼しなければなりませんか?

依頼する必要はありません。相談は、状況を説明して見通しや選択肢を聞く場で、依頼は費用の説明を受けたうえで別に契約します。東京三弁護士会も、契約する場合は弁護士費用の金額や支払方法について説明を受け、納得するまで確認するよう案内しています。見積もりをもらって持ち帰り、比べて決められます。

Q. 弁護士会の相談と法テラスの相談は、どちらを先に使えばよいですか?

収入や資産に余裕がなく、費用が心配なら、条件を満たせば無料の法律相談がある法テラスから聞きます。条件の基準を超えそう、早く弁護士に聞きたい、というときは、条件を問わず有料で使える弁護士会の窓口が向いています。使い分けの全体は、[弁護士の無料相談を使うには](/bengoshi-muryou/)で確かめられます。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-23。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

弁護士費用が払えないとき:法テラスの立替えと分割の相談

弁護士に相談する前の準備:時系列メモと持ち物・聞くことの一覧

浮気・不倫の相談先一覧:悩み別の窓口と番号・受付時間の早見表