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職場不倫・社内不倫を続けるか迷うとき:仕事・家庭・処分の3つのリスク

この記事のもくじ
  1. 職場不倫を続けた場合のリスクを3つに分ける
  2. 会社での処分のリスクは、仕事との境目で見られる
  3. 家庭への影響は職場の外で進む
  4. 続けるか終わらせるかを決めるための問い

職場不倫・社内不倫は、続けるほど「仕事」「家庭」「会社での処分」の3つのリスクが重なっていく関係です。社内不倫を理由に懲戒されるかどうかは法律で一律に決まっておらず、会社の就業規則と、行為が会社に与えた影響で個別に判断されます。 一方で、配偶者に知られた場合の慰謝料や離婚の話は、会社の判断とは関係なく進みます。続けるか迷っているなら、まず3つのリスクを並べて見比べ、終わらせる場合は職場ならではの手順で進めるのが現実的です。この記事では、その材料と道筋を示します。

職場不倫を続けた場合のリスクを3つに分ける

職場不倫のリスクは、それぞれ「何によって決まるか」が違います。仕事のリスクは職場の人間関係、家庭のリスクは民法、処分のリスクは会社の規則と労働法で決まります。分けておくと、どの不安に誰へ相談すればよいかが見えてきます。

早見表:職場不倫の3つのリスクと、決まり方の違い
リスク 起きうること 何で決まるか 相談先の例
仕事 噂、チーム内の気まずさ、評価や配置への影響、別れた後も顔を合わせる 職場の人間関係、会社の人事 社内の相談窓口、社外のカウンセリング
家庭 配偶者への発覚、慰謝料の請求、離婚の話 民法709条・710条・770条など 弁護士
処分 懲戒(戒告・減給・出勤停止・懲戒解雇などのうち、会社の規則にあるもの) 就業規則、労働契約法15条・16条 総合労働相談コーナー、弁護士

3つのうち、自分の意思で小さくできるのは仕事のリスクの一部だけです。家庭と処分のリスクは、関係を続けている間に生じた事実が後から問われる形になるので、続ける期間が長いほど材料が積み重なっていきます。

会社での処分のリスクは、仕事との境目で見られる

懲戒の出発点は会社の就業規則で、行き過ぎた処分は労働契約法15条により無効になることがあります。条文の読み方や就業規則の確かめ方、処分を告げられたときの動きは不倫が会社にバレるとどうなるかにまとめました。ここでは、処分のリスクを見積もるために、次の点を自分の状況に当てはめて書き出してください。

  • 勤務時間中のやり取りや、社用の端末・メールを使った連絡があるか
  • 出張や経費が、関係のために使われたと見られる形になっていないか
  • 上司と部下、評価する側とされる側の関係か
  • 取引先や顧客を巻き込んでいないか、社内で業務に支障が出ていないか

当てはまる数が多いほど、会社が何らかの対応をとる材料は増えます。当てはまるかどうかの判断は会社と、争いになれば裁判所がします。上司と部下の関係で、関係を断ったら仕事で不利にされる形になっているなら、男女雇用機会均等法11条にかかわる場合があり、社外の総合労働相談コーナーや弁護士に相談する理由になります。

家庭への影響は職場の外で進む

会社が処分しないと決めても、家庭の問題は別に動きます。配偶者は、民法709条・710条の考え方で不倫相手に慰謝料を求めうる立場にあり、裁判で離婚を求める理由には770条1項1号の「不貞な行為」が挙がっています。請求権は、損害と加害者を知った時から3年、不法行為の時から20年で時効により消えるので(724条)、関係が終わった後に請求が届くこともあります。

職場不倫で特有なのは、職場の人を通じて話が広がる経路があることです。噂を聞いた同僚が配偶者に伝える、相手の配偶者が職場に知らせようとする、といったことが起こりえます。刑法230条は、公然と事実を示して人の名誉を傷つけることを、事実の有無にかかわらず罰の対象にしています。知らせる側が名誉毀損を問われることもあるので、「会社にばらす」と言われて怖いときは「会社にばらす」と言われたときの対応を読んでください。相手も既婚者なら、2つの家庭の整理が要るのでダブル不倫が発覚したときの整理の順番も参考になります。

続けるか終わらせるかを決めるための問い

迷っているときは、気持ちの強さより、次の問いに書いて答えるほうが判断の材料になります。

  • 半年後、1年後も同じ職場で、同じ距離で働いている自分を想像できるか
  • 配偶者に知られたとき、何を説明し、何を失う可能性があるか
  • 相手が別れを受け入れなかったとき、職場で安全に過ごせるか
  • 相手との関係が、評価や配置の判断に影響していないと言い切れるか

終わらせると決めたら、職場では「別れた後も毎日会う」ことを前提に段取りを組みます。

  1. 業務の接点を洗い出す:同じ会議、共同の案件、二人だけの出張や残業を一覧にします。
  2. 連絡の手段を業務用に限る:私用のアカウントでのやり取りをやめ、仕事の連絡は社内のチャットやメールにまとめます。
  3. 伝える場所と時間を選ぶ:社内や勤務時間中は避け、短く結論を伝えます。伝え方は不倫相手との別れ方と連絡の断ち方で比べています。
  4. 別れた後の過ごし方を決めておく:挨拶・業務の会話・飲み会での振る舞いの線を先に決めます。具体的には社内不倫で別れた後も同じ職場で働くときへ。

勢いで退職を決めないことも大切です。退職すると健康保険も切り替わり、協会けんぽの任意継続を選ぶなら、退職日までの加入期間が2か月以上あることと、退職日の翌日から20日以内に申出書を出すことが条件です。収入と保険の段取りがついてから決めても遅くはありません。関係をやめられずに苦しいときは、不倫をやめたいのにやめられないときの手順から始めてください。

よくある質問

Q. 社内不倫は、会社に知られただけで懲戒処分になりますか?

社内不倫を一律に懲戒できる、またはできないと定めた法律はありません。会社の就業規則に懲戒の種類と理由が定められているか、そのうえで行為の性質や会社への影響に照らして懲戒が相当かが問われ、労働契約法15条は相当と認められない懲戒を無効としています。自分の会社の規則と、具体的な影響の有無を確かめることが出発点です。

Q. 職場不倫のことを、信頼できる同僚に相談しても大丈夫ですか?

気持ちは軽くなりますが、職場の人に話した内容は、本人に悪気がなくても広がることがあります。噂は相手の評価や家庭にも及び、後で名誉の問題に発展することもあります。気持ちの整理なら社外のカウンセリングを、処分や慰謝料の不安なら弁護士を使うほうが、職場への影響を抑えられます。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

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