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不倫がやめられない心理:やめられない理由の整理と助けの借り方

この記事のもくじ
  1. 不倫がやめられない心理は「得ているもの」と「失う怖さ」から見える
  2. やめられない理由を書き出して整理する手順
  3. 書き出した理由から、次の一手を決める
  4. 助けの借り方:カウンセリング・医療機関・電話相談の使い分け

不倫がやめられない心理の多くは、「その関係から何かを得ている」ことと、「失うのが怖い」ことの2つで説明できます。頭では終わらせるべきだと分かっていても、関係が寂しさや自信のなさを埋めていたり、毎日の逃げ場になっていたりすると、やめる決断は大きな喪失になります。まずは自分が何を得て、何を怖がっているのかを紙に書き出してください。書き出した理由ごとに次の一手は変わり、一人で抜け出しにくいと感じたら、カウンセリングなどの助けを借りるのが近道です。

不倫がやめられない心理は「得ているもの」と「失う怖さ」から見える

やめられない理由は、相手への愛情だけとは限りません。関係を続けることで満たされているものを言葉にすると、自分が手放せずにいるのが「相手」なのか「関係が与えてくれる何か」なのかが分かれてきます。次の表から、近いものに印をつけてみてください。

得ているもの 自分に問いかけること 関係の外で満たす方向
認められる感覚 相手といるとき、自分をどんな人だと感じているか 仕事・趣味・友人の中で認められる場を増やす
寂しさの穴埋め 家庭で寂しいと感じるのはどんな時間か 配偶者との時間の使い方を見直す、話せる人を増やす
日常からの逃げ場 何から逃げたくて会っているのか 逃げたい原因(仕事・介護・家庭の不和)に直接手を打つ
高揚感・刺激 会う前後の気分の変化はどのくらいか 新しい挑戦や運動など、別の高揚の通り道をつくる
習慣 連絡は決まった時間・場所に結びついていないか 時間の使い方と接点そのものを変える

一方の「失う怖さ」には、相手を傷つける怖さ、一人になる怖さ、これまでの時間が無駄になる気がする怖さ、別れを告げたときの相手の反応への怖さなどがあります。長く続いた関係ほど「ここでやめたら全部が無駄になる」と感じやすくなりますが、続けるほどその感覚は強まることが多く、やめる理由にはなっても続ける理由にはなりにくいものです。

相手の反応が怖い場合は、気持ちの問題とは分けて扱ってください。脅しや執拗な連絡の心配があるなら、心の整理より先に相手が別れてくれないときの安全を先にした対処を読んでください。

やめられない理由を書き出して整理する手順

頭の中だけで考えていると、同じ理由が何度も浮かんで堂々めぐりになります。次の手順で、外に出してから並べ替えます。1回15分ほどで、数日に分けて進めて構いません。

  1. 思いつく理由を全部書く。 きれいな言葉にせず、「会うと安心する」「家に帰りたくない」など、そのまま書きます。
  2. 上の表の「得ているもの」と「失う怖さ」に振り分ける。 どちらにも入らないものは「その他」に置きます。
  3. 一番重いものを1つ選ぶ。 「これがなくなったら一番つらい」と感じるものです。
  4. それが関係の外で得られないかを考える。 すぐに答えが出なくても、「誰と」「どこで」の候補を一つ書くだけで十分です。
  5. 連絡してしまった日の記録をつける。 次の記録シートで、繰り返しのきっかけを見つけます。
記録シートの型:連絡してしまった日の振り返り
欄 書く内容の例
日時・場所 金曜の23時、自宅のリビング
きっかけ 配偶者と口論した後、一人で飲んでいた
した行動 相手に「声が聞きたい」と送った
直後の気持ち ほっとした、少し高揚した
翌朝の気持ち 罪悪感、またやってしまったという落胆
次に同じきっかけが来たら 飲む量を決める、別の人に電話する、早く寝る

1〜2週間つけると、きっかけには偏りがあることが多いと気づきます。夜、飲酒の後、配偶者とのけんかの後、仕事で疲れた日など、自分の「危ない時間」が分かれば、そこに別の予定を置く計画が立てられます。

書き出してみて、やはり相手そのものへの気持ちが強いと分かることもあります。その場合でも、気持ちがあることと関係を続けることは別に決められます。気持ちを消そうとするより、「好きだけれど終わらせる」と自分に言える状態を目指すほうが、現実的な目標になります。

書き出した理由から、次の一手を決める

理由の種類ごとに、手をつける場所が違います。全部を一度に変えようとせず、一番重い理由に対応する行から始めてください。

一番重い理由 次の一手 参考になる記事
家庭での寂しさ・不満 不満の中身を書き出し、配偶者と話せる部分があるかを考える 夫婦カウンセリングの流れと選ぶときの確認点
相手との接点の多さ・習慣 連絡手段を一つずつ閉じ、会う場所と時間を変える 不倫相手との別れ方と連絡の断ち方
相手を傷つける怖さ 伝える言葉を先に決め、短く伝える 不倫相手への別れのメッセージの文例
一人になる怖さ・喪失感 別れた後の過ごし方と話せる先を用意する 不倫の別れがつらいときの気持ちの整理
自分でも理由が分からない、何度も繰り返す 第三者と一緒に整理する 下の「助けの借り方」

やめられない自分を責め続けることは、かえって関係に戻るきっかけになりやすい点にも気をつけてください。罪悪感でつらくなり、そのつらさを相手に慰めてもらう、という循環に入ると抜けにくくなります。責める代わりに、記録シートの「次に同じきっかけが来たら」の欄を埋めることに時間を使います。

終わらせると決めた後の全体の手順は不倫をやめたいのにやめられないときの終わらせる手順で、決める・準備する・伝える・連絡を断つ・その後の30日の5段階に分けて示しています。

助けの借り方:カウンセリング・医療機関・電話相談の使い分け

何度決めても戻ってしまう、理由を書き出しても気持ちが動かない、というときは、一人で考える段階を越えています。誰にも話せない関係だからこそ、秘密を守って話を聞く第三者を使う意味があります。困りごとの種類で、相談する先を選んでください。

困りごと 相談先 使うときのポイント
やめられない気持ちと行動を継続して整理したい 個人カウンセリング(心理職) 書き出したシートを持っていく。料金と1回の時間は料金表で確かめる
眠れない、食べられない、仕事に行けない、お酒が増えた 心療内科・精神科 心身の不調の診察。通院中ならカウンセラーにも伝える
夜中に気持ちがあふれて誰かと話したい #いのちSOS、よりそいホットライン 厚生労働省のページでは24時間の電話相談として案内されている
配偶者との関係を立て直したい 夫婦カウンセリング 関係を終えて落ち着いてから考えても遅くない

公認心理師法2条は、公認心理師の業務として、心理に関する支援を要する人の心理状態を観察・分析することや、その人の相談に応じて助言・指導などの援助を行うことを挙げています。心療内科などに通っている場合、公認心理師は主治医がいればその指示を受けなければならないと同法42条2項に定められているので、通院していることは最初に伝えてください。資格の確かめ方は夫婦カウンセラーの資格の見方で詳しく扱っています。

最初の相談では、経緯を順番に話す必要はありません。目的を一文で伝えると、話が進みやすくなります。

話し始めの例:「既婚者の自分が、別の人との関係をやめたいのにやめられません。何度か終わらせようとしましたが戻ってしまい、その理由を整理したくて来ました。」

死にたいほどつらいときは #いのちSOS(0120-061-338、24時間)に電話できます。ほかの電話相談の番号と受付時間は浮気や不倫で死にたいほどつらいときの相談先にまとめています。慰謝料や離婚など法律が関わる話になったときは、カウンセラーではなく弁護士に相談する話です。気持ちの整理と法律の相談を分けておくと、どちらも進めやすくなります。独身の立場で既婚者との関係に悩んでいる人は、既婚者との恋愛を始める前に知っておきたい責任も読んでみてください。

よくある質問

Q. 不倫がやめられないのは、依存症のようなものなのでしょうか?

呼び名を自分で決めるより、困っていることを具体的に見るほうが役に立ちます。やめたいのに何度も戻ってしまう、仕事や睡眠に支障が出ている、お酒や浪費が増えているといった状態があるなら、心療内科や精神科で、その困りごとをそのまま伝えて相談してください。診断が必要かどうかは、医師が話を聞いて判断します。

Q. カウンセリングで不倫の話をすると、責められませんか?

カウンセリングは、行動の善し悪しを裁く場ではなく、本人がどうしたいかを一緒に整理する場です。心配なら予約のときに「不倫をやめたいが、やめられない」と目的を先に伝え、その相談を受けているかを聞いておくと安心です。公認心理師は、業務で知った秘密を正当な理由なく漏らしてはならないと法律で定められています(公認心理師法41条)。

Q. 配偶者に話さずに、一人でカウンセリングを受けてもよいですか?

一人で受けてかまいません。配偶者に話すかどうかを考えること自体を、カウンセリングで扱うこともできます。夫婦で受ける方法に進むかどうかは、関係を終えて気持ちが落ち着いてから決めても遅くありません。一人で受けるときの探し方は[浮気をした側が受けるカウンセリング](/shitagawa-counseling/)にまとめています。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-23。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

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