浮気・不倫の基礎と相手別の入口 / 用語

サレ妻・シタ夫・再構築とは?浮気の悩みで使われる言葉の意味一覧

この記事のもくじ
  1. シタ夫・サレ妻とは:立場を表す言葉の意味
  2. 関係や出来事を表す言葉:再構築・W不倫・誓約書など
  3. 読者の言葉と法律の言葉の対応表
  4. 言葉を使うときに気をつけたいこと

シタ夫とは「浮気・不倫をした夫」、シタ妻は「浮気・不倫をした妻」、サレ妻・サレ夫は「浮気・不倫をされた妻・夫」を指す言葉です。SNSや体験談のブログでよく使われる言い方で、法律の言葉ではありません。再構築は、浮気の後も別れずに夫婦の関係を立て直していくことを指します。この記事では、浮気の悩みで見かける言葉の意味を一覧にし、法律の言葉との対応と、詳しく扱う記事を案内します。

シタ夫・サレ妻とは:立場を表す言葉の意味

立場を表す言葉は、「した」「された」をカタカナにして、夫・妻をつなげた形です。主にSNS、掲示板、体験談のブログで使われ、同じ立場の人どうしが自分の状況を短く伝えるために広まりました。

言葉 意味 使われる場面
シタ夫 浮気・不倫をした夫 妻の側が、夫のことを話すときに使うことが多い
シタ妻 浮気・不倫をした妻 夫の側が、妻のことを話すときに使うことが多い
サレ妻 夫に浮気・不倫をされた妻 自分の立場を説明する、同じ立場の人とつながる
サレ夫 妻に浮気・不倫をされた夫 同上
サレ側・シタ側 された側・した側をまとめて言う言い方 夫婦どちらの話にも使う

このサイトでは、気持ちの記事などで「された側」「した側」という言い方を使っています。「被害者」「加害者」と言うと、法律上の評価のように聞こえてしまうためです。された側がまず何を整理すればよいかは、妻の立場ならサレ妻がまず知っておきたいこと、夫の立場ならサレ夫が一人で抱えないための相談先と整理にまとめています。

関係や出来事を表す言葉:再構築・W不倫・誓約書など

立場の言葉と一緒によく出てくるのが、関係や出来事を表す言葉です。意味と、詳しく扱う記事を並べます。

言葉 意味 詳しい記事
再構築 浮気の後も別れずに、夫婦の信頼を立て直していくこと 浮気からの再構築:決める前の確認と続けるための約束
W不倫(ダブル不倫) 既婚者どうしの不倫。2つの家庭が関わる ダブル不倫が発覚したときに起きることと整理の順番
不倫相手・浮気相手 配偶者が関係を持った相手。このサイトでは「不倫相手」にそろえる 浮気相手への対応で連絡する前に決めておくこと
誓約書 浮気をやめる、連絡を断つなどの約束を書面にしたもの 浮気・不倫の誓約書の書き方
フラッシュバック 浮気の場面や言葉が突然よみがえり、つらさが戻ってくること 浮気のフラッシュバックが起きたときの対処
家庭内別居 同じ家に住みながら、生活や会話を分けて距離をとること 家庭内別居とは何かと決めごと
円満調停 家庭裁判所で、夫婦関係を回復するために話し合う手続き 円満調停とは何かと手続きの流れ

円満調停は、正式には「夫婦関係調整調停(円満)」という家庭裁判所の手続きです。裁判所のページは、夫婦関係を回復するための話し合いの場で、離婚するかどうか迷っている場合にも利用できると案内しています。読者の言葉としては「再構築」と並べて語られることがありますが、こちらは公的な手続きの名前です。

読者の言葉と法律の言葉の対応表

相談の場や法律の解説を読むときには、SNSの言葉と法律の言葉の対応を知っておくと、話が通じやすくなります。法律の言葉の多くは、民法の条文か最高裁の判例に出てくるものです。

読者の言葉 法律の言葉 どこに出てくるか
浮気・不倫(体の関係があった場合など) 不貞行為(不貞な行為) 民法770条1項1号(裁判で離婚を求める理由の一つ)
シタ夫・シタ妻(離婚を求める側になったとき) 有責配偶者 最高裁昭和62年9月2日大法廷判決が、婚姻の破綻に専ら責任のある一方からの離婚請求を判断
別居中の生活費 婚姻費用 民法760条(夫婦は資産・収入その他一切の事情を考慮して婚姻から生ずる費用を分担)
心の傷へのお金 慰謝料(財産以外の損害の賠償) 民法710条
夫婦関係が壊れて戻らない状態 婚姻関係の破綻 最高裁平成8年3月26日判決(関係を持った当時すでに破綻していたとき、第三者は特段の事情がない限り責任を負わない)。「夫婦仲が冷めた」だけで破綻と言えるかは事情による
離婚後に子どもと会うこと 親子交流(面会交流) 民法766条(離婚のとき)、817条の13(別居中など)。条文の言葉は「交流」で、2026年4月1日施行の改正後の表記
言葉の置きかえ早見表
  • シタ夫・シタ妻 → した側(法律の話では「有責配偶者」が問題になる場面がある)
  • サレ妻・サレ夫 → された側(法律の話では「配偶者」)
  • 浮気・不倫 → 法律の話では「不貞行為」
  • 生活費 → 婚姻費用/子どもの生活費(離婚後) → 養育費
  • 面会 → 親子交流(面会交流)

注意したいのは、言葉が対応していても、意味の範囲までは一致しない点です。たとえば「浮気」には食事やメッセージのやり取りも含まれることがありますが、法律の「不貞行為」はそれと同じ範囲ではありません。浮気・不倫と不貞行為の違いは浮気と不倫の違いを言葉と法律の両面で整理した記事、有責配偶者の考え方は有責配偶者とは何かを説明した記事、婚姻費用は婚姻費用算定表の見方で扱います。法律の言葉の全体像は不倫と法律の関係を、配偶者と不倫相手の責任で整理した記事にまとめています。

言葉を使うときに気をつけたいこと

浮気の言葉は、自分の気持ちを短く表せる便利なものですが、使う場面によっては自分に不利に働くことがあります。次の点を覚えておくと安心です。

  1. 相談では、言葉より事実を話す。 「シタ夫が〜」と言うより、「夫が○月から同じ人と会っていた」のように、いつ・誰が・何をしたかを伝えます。弁護士やカウンセラーは事実をもとに考えるからです。
  2. 相手をSNSで特定できる形で書かない。 不倫相手の名前や勤務先が分かる形で書き込むと、名誉毀損やプライバシーの問題になりえます。どこに線があるかは不倫を周囲に知らせると名誉毀損になるかを説明した記事で確かめてください。
  3. 同じ立場の人の体験は、自分の答えとは限らない。 サレ妻・サレ夫どうしの交流は心の支えになりますが、慰謝料の額や離婚の結果は事情ごとに違います。交流の場を使うときの注意はサレ妻・サレ夫が体験を共有する場の使い方にまとめています。
  4. 話し合いの場で、相手をあだ名で呼ばない。 「シタ夫」と呼ばれた側は責められていると受け取り、話し合いが進みにくくなります。

言葉は、自分の状況を整理する入口として使い、次に何をするかは事実と目的で決めていくのが近道です。全体の流れは不倫とは何かと悩んだときの整理の順番で確かめられます。

言葉の次に、不倫が刑罰の対象になるのかを確かめたいときは、不倫は犯罪になる?刑罰はなくても民事の責任が問われる仕組みと例外へ進んでください。法律の言葉との対応を条文で確かめたいときは、不貞行為とは?法律上の意味と浮気との違い・離婚理由になる条文へ進んでください。

よくある質問

Q. シタ夫・サレ妻という言葉を、弁護士やカウンセラーとの相談で使っても通じますか?

通じることは多いですが、相談では言葉より事実を伝えるほうが確かです。「夫が同じ女性と半年ほど関係を続けていたと分かった」のように、誰が・いつから・何をしたかを話すと、相手は状況を正確につかめます。法律の相談では、不貞行為・婚姻費用などの言葉に置きかえて説明されることがあります。

Q. 浮気した側を「シタ夫」と呼ぶのは失礼ですか?

自分の気持ちを整理するためにノートやSNSで使う分には、同じ立場の人に状況を短く伝える言葉として使われています。ただ、夫婦の話し合いの場で相手をそう呼ぶと、責める言葉として受け取られ、話がこじれやすくなります。再構築を考えているなら、話し合いでは名前や「あなた」で呼ぶほうが進めやすいでしょう。

Q. 再構築と復縁は同じ意味ですか?

似ていますが、使われる場面が違います。再構築は、浮気の後も夫婦や恋人の関係を続けながら、信頼を立て直していくことを指すのが一般的です。復縁は、一度別れた(離婚した)相手と関係を戻すことを指すことが多い言葉です。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-23。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

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